立ち技打撃格闘技「RISE WORLD SERIES 2022」(10月15日、東京・大田区総合体育館)で大崎孔稀と対戦する志朗(29)が〝変身〟を予告した。
ムエタイの本場・タイでの戦いで磨いた正確な打撃を武器に神童・那須川天心と2度にわたる激闘を繰り広げた志朗だが、昨年9月に風音に延長の末、まさかの判定負け。今年4月、江幡塁にKO勝ちしたものの、6月のメガイベント「THE MATCH 2022」ではK―1の玖村将史にダウンを奪われ屈辱の判定負けを喫した。
今回は再起をかけて大崎と対戦するが「相手に『まだこのレベルにくるのは早いよ』というのを見せつける意味も込めた試合にしたい。強さと怖さを見せたいです」とポーカーフェースを崩さず断言した。その「強さと怖さ」という言葉の裏には、大胆なファイトスタイル変更も辞さない覚悟があった。志朗はこう続ける。
「最近の格闘技界全体の流れが、ジャッジも含めてアグレッシブさをかなり重視する傾向にあるじゃないですか。だから分かりやすく見せないといけないな、と。(自分が)負けた試合も見方によってはポイントが多かったとかそういうこともあったので…。誰が見ても『勝った』と思わせる試合をしないといけない。今は〝うまさ〟より〝強さ〟が大事だなってすごく感じています」
距離を制しムエタイ仕込みの正確な打撃を冷酷に当てるのが持ち味だが、打ち合いや積極性が好まれる令和の格闘技に対応する必要性を痛感しているのだという。
そのための〝改造〟にも着手中だ。詳細は明かせないものの「風音戦で負けてから練習に新しいことを取り入れて、玖村選手に負けてから『遠い距離の戦いはキツいね』ということになって。難しいけど、勝つにはやっていかないと。変わらなきゃということで」と説明した。
その新たな志朗を見せるのが今回の大崎戦になるというわけだ。「今の格闘技のポイントの取り方を場面場面で出さないといけないと思います。ニュー…とまではいかなくても、新しい一面を見せたいし、試合で出したいです。分かりやすいのはKOやダウンを取ることですよね。そこは目標にやって行かないといけない」と拳を握った。
ライバルの神童は立ち技を卒業し、プロボクシング転向を控える。志朗は「これからも天心と比較されるとは思います。(バンタム級は)那須川天心がいた階級とずっと言われると思うので、評価を落とすんじゃなくて上げるくらいの気持ちでやって行きたいです」と前を見据えた。
柱が去った団体の中心となるべく、新たな戦いをスタートさせるつもりだ。












