男子ゴルフのメジャー大会「全英オープン」を主催するR&Aの最高責任者であるマーティン・スランバーズ氏が、来季の同大会からサウジアラビア政府系ファンドが支援する超高額賞金の新ツアー「LIV招待」参戦選手を排除しない考えを表明した。

「アジア・パシフィック・アマチュア」が行われているタイに滞在中のスランバーズ氏は、米誌「ゴルフダイジェスト」に「LIVゴルファーに関してどうするかは、1月か2月に公表するつもりだ」とした上で「私たちは誰も禁止していない。名称がすべてを物語っており、それが重要なのだ。世界最高のプレーヤーが競い合うという我々の原則に忠実であることを確認する必要がある」と語った。

 さらに7月の「全英オープン」で優勝し、9月にLIV組となったキャメロン・スミス(オーストラリア)について「来年の全英オープン初日、カム・スミスが午前9時40分ごろにティーアップするのを見るのが楽しみだ」と強調。そのほか「マスターズ」など残るメジャー主催団体の出方も注目されそうだ。

 その一方で大金にものを言わせて有力選手を獲得してきた新ツアーのやり方には疑問を投げかける。「大金を手にするためにゴルフをする人はあまりいない。ゴルフの価値観は本当に重要だ。私はLIVゴルフの議論が、こういった価値を失うリスクがあると思う」と懸念した。