スピードスケートで平昌五輪女子500メートル金メダルの小平奈緒(36=相沢病院)に対し、各方面から祝福の言葉が届いている。
現役ラストレースとして挑んだ全日本距離別選手権2日目(長野・エムウェーブ)の500メートルでは、37秒49をマークして8連覇を達成。満員の観客を前に「本当に夢にまで見たような、この会場で最後に滑ることができて幸せでいっぱいです」と声をつまらせた。
3度五輪に出場し、3個(金1、銀2)のメダルを獲得。歴史に名を刻んだ名選手の引退に、高木美帆(日体大職)は「リスペクトする気持ちがすごい多い。たくさんの方々がこうやって奈緒さんを送り出すために、ラストレースを見に来られたのかと改めて肌で感じると、本当に偉大な先輩だなと身に染みて感じた」と語る。
小平を指導する結城匡啓コーチは「頭が下がる思いというか、立派だと思う。筋書きがあってもなかなかこうはならないと思う。本当にすばらしいレースだったと思う」と目を細めた。
引退セレモニーでは、かつてのライバルで親交の深い李相花氏(韓国)が「競技を辞めることは難しい決断だというのはわかる。これからは緊張も心配もしなくていい。いつでも韓国に遊びに来てね。これからも奈緒の未来を応援するよ、ファイト」と日本語でビデオメッセージを寄せれば、人気デュオ「ゆず」の北川悠仁からも「これからもスポーツを通して、スポーツを飛び出して、魅力、優しさを多くのみなさまに伝え、勇気づけてくれたらと思います」とビデオメッセージが送られた。
小平と親しい関係者はそろって「本当に素敵な方です」と印象を口にする。その人望の大きさが改めて垣間見えた。












