阪神・矢野燿大監督(53)が15日、大阪市内の阪神電鉄本社で退任会見に臨み、指揮官としての4年間を振り返るとともに、ファンへ感謝の気持ちを伝えた。
矢野監督は今春のキャンプイン前日となる1月31日に、今季限りで退任する意向を電撃的に表明。異例の一幕を「自分の中ではすごく悩んだが、選手たちにはうそをつきたくない。正直でありたいという思いがあった。これは僕にとっても挑戦だったが、これが結果的に開幕のスタートでつまずく原因になった可能性もある。(チームに)迷惑をかけてしまったというのは素直な部分です」と壇上で率直に振り返った。
チームは開幕・ヤクルト戦(3月25日、京セラドーム大阪)で最大で7点あったリードを逆転される手痛い敗北を喫すると、チーム状態をなかなか立て直すことができずに1勝15敗1分けという苦しいスタートを余儀なくされ、17年連続のV逸に直結。だがその後は選手たちの踏ん張りもあり最終的にはリーグ3位でペナントレースをフィニッシュし、CSファイナルステージまで駒を進めた。
賛否両論ありながらも就任から4年連続Aクラスという結果を残し、タテジマを脱ぐことになった矢野監督は「僕の夢はまだまだ続く。子供たちを笑顔にしていくのも僕の大きな夢ですし、また挑戦していきたい」と涙で言葉を詰まらせながら語ると、最後は「勝つ喜び、優勝する喜びはファンの皆さんに届けられませんでしたが、タイガースの選手の魅力というものは伝えられたと思う。12球団で一番の応援をありがとうございました」とファンへ感謝の意を伝えた。
阪神球団はこの日の会見終了後、次期監督に同球団OBの岡田彰布氏が就任することを正式発表した。












