WWEの〝ザ・ビースト〟ブロック・レスナー(45)が、今週のロウ(ニューヨーク州ブロックリン)にサプライズ登場を果たした。
US王者ボビー・ラシュリーがリングで挑戦者のセス・ロリンズを呼び出すと、代わりにレスナーが姿を現した。大歓声の中で「こんばんは、ラシュリー」とあいさつしたが、いきなりラシュリーをF5葬。さらにジャーマンスープレックスから2発目のF5でマットに叩きつけると、キムラロックでラシュリーの左腕を締め上げた。
レスナーは不敵に笑いながらリングを後にすると、すぐに王座戦が行われ、ロリンズが王座奪取に成功。負傷で王座を失ったラシュリーは「レスナーのしたことは許されない。来週のロウに来い」と挑発した。
7月の「サマースラム」でWWE&ユニバーサル統一王者ローマン・レインズに敗れて以来の登場で圧倒的な存在感を放ったレスナーだが、WWE殿堂者で1日に死去した〝燃える闘魂〟アントニオ猪木さん(享年79)から、高い評価を受けていたことでも知られる。
新日本プロレスに参戦していた際には「新日のエースに」とまでほれ込んでおり、レスナーが2006年7月にドタキャン騒動を起こした際も「一度ネガティブなイメージがついたら、覆すのは大ごとなんだ」と新日本の対応に怒り、レスナーを擁護したほどだ。07年6月の旧IGF旗揚げ戦のメインイベントにもレスナーを抜てき。カート・アングルを相手に名勝負を繰り広げ、猪木さんも絶賛していた。
「プロレスラーは強くなくてはならない」を信条とした猪木さんにとって、プロレス最高峰のWWEとIWGP、後に総合格闘技の頂点「UFC」でもベルトを巻いたレスナーは理想的なレスラーだったのだ。
猪木さんの弟子でWWEスーパースターの中邑真輔は、昨年暮れの本紙インタビューで、レスナーも「ミスター猪木は大丈夫なのか」と闘病中の猪木さんを心配していると明かしていた。WWEで暴れまくるビーストも、イノキゲノムを受け継ぐ一人と言えるだろう。












