かつて常勝軍団と恐れられたJ1鹿島の大失態にサポーターが大爆発だ。5日にホーム・カシマスタジアム開催となった天皇杯準決勝甲府戦に0―1で敗れ、今季の無冠が確定した。

 J2リーグ戦では低迷しながら、天皇杯ではJ1勢を次々と撃破してきた甲府から得点を奪えず、敗戦が決まった。すると、優勝したかのような喜びの甲府サイドとは対照的に、格下J2クラブ相手、しかもホームスタジアムで敗れた鹿島イレブンの中には、ピッチ上にへたり込む選手もいたほどだ。

 岩政大樹監督が「クラブ史に残る大失態」と認める屈辱の敗戦で、2016年度の天皇杯制覇を最後に、6年連続タイトルなしとなった。これに辛抱ならなかったのが、スタンドの一部サポーターだ。試合後には、岩政監督とやり合う一幕も。指揮官の「みんなで取り返そう。時間はかかる。みんなでやっていかないのか」といった趣旨の訴えも響かず、怒号を浴びせ続けた。

 試合後にサポーターがキレるのは今季初めてではない。タイトルから遠ざかっている以上、サポーターが納得しないのも事実。とにかく勝利を積み重ねるしかないのだが、近年の戦いぶりから、かつての強さを取り戻すのは、容易ではなさそうだ。