日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の定例会合が26日、東京・両国国技館で開かれ、不振の大関陣に厳しい意見が相次いだ。

 先の秋場所は大関カド番の御嶽海(29=出羽海)が4勝11敗と大きく負け越し、次の九州場所での関脇転落が決定。大関正代(30=時津風)も4勝11敗で来場所は5度目のカド番で迎えることになった。大関貴景勝(26=常盤山)は10勝5敗と勝ち越したものの、優勝争いには絡めず。12日目の北勝富士戦での注文相撲が物議を醸した。

 高村正彦委員長(元自民党副総裁)は「3人の大関は奮起してほしい。横審の権限ではないが、制度的に今のままでいいのかという意見があったので(八角理事長に)お伝えした」と明かした。また、御嶽海の関脇転落を受けて、出席委員からは「あまり負けた人が、関脇でとどまるのはいかがなものか。三役の一番下の小結まで落としたらどうか」との意見も出たという。

 現行制度では2場所連続で負け越さない限りは大関にとどまり、関脇に転落した場合も10勝すれば元の地位に復帰できる救済措置がある。横審は制度そのものに疑問を投げかけた格好だ。