〝大関絶滅危機〟だ。大相撲秋場所11日目(21日、東京・両国国技館)、大関カド番の御嶽海(29=出羽海)が幕内佐田の海(35=境川)に突き落とされて6連敗。8敗目を喫して負け越しが決まり、来場所の関脇転落が決定した。新大関から在位4場所での陥落は昭和以降では6位の短命記録。取組後は取材対応せず、国技館を後にした。看板力士の権威失墜を招いたのは、御嶽海だけではない。

 大関正代(30=時津風)は幕内若元春(28=荒汐)を突き落として2日目からの連敗を9でストップ。勝ち名乗りで観客から送られた拍手喝采は、ふがいない成績の裏返しでもある。11月の九州場所をカド番で迎える正代は、御嶽海の陥落について「何とも言えない。正直、自分のことで精いっぱい。他の力士のことを気にかけていられない」。胸中は〝明日はわが身〟といったところか。

 5月の夏場所は貴景勝(26=常盤山)を含め、3大関で19勝26敗。今場所も11日目までに12勝21敗と負けが込んでいる。唯一白星先行の貴景勝も7勝4敗で、すでに優勝争いから脱落。近い将来、今の大関陣全員が地位を失っている可能性もありそうだ。