格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN」(25日、さいたまスーパーアリーナ)で、サッカー元日本代表FW三浦知良(JFL鈴鹿)次男の〝カズジュニア〟こと三浦孝太(20)が、ブンチュアイ・ポーンスーンヌーン(22=タイ)に見事な一本勝ちを収めた。

 日の丸の入ったサムライ・ブルーのユニホームを身に着け、映画「男はつらいよ」主題歌のリミックスバージョンで登場。入場からスター性をビンビン醸しだした孝太は、プロボクシングで4勝2敗1分けの戦績を残す相手の打撃をかいくぐり組み付くと飛び付きクローズドで引き込み、三角絞めを狙うなど下から攻勢に出る。一度は立って逃げられたものの、すぐにテークダウンしてハーフガードからマウントポジションを流れるように奪い、最後は相手が不用意に前に出した右腕を捕獲して腕十字固めでタップを奪った。

 試合後、父親をほうふつとさせる決めポーズを決めた孝太は観客への感謝を口にした後「欠場が続いてしまって、応援してくれていた方や、嫌いでも見てみようかなと思った方を裏切ってしまって申し訳ありませんでした」とケガと新型コロナウイルス感染による2試合連続の欠場を謝罪。その上で「これからの試合でしっかり勝ち進んで、アンチの人にも、応援してくれる方にも『応援してよかった』と思ってもらえるように〝格闘界の若きキング〟になれるように頑張ります!」と宣言した。

 その後、インタビュースペースに父親が着ていたヴェルディ川崎の上着を羽織って登場すると「素直に本当にホッとしてうれしいのと、対戦相手の方は打撃のキャリアは自分よりあったんですけど、MMAの経験は余りなくて。それでもリングに上がってくれて感謝しています」と安どの表情。試合を「首相撲をやってくるだろうと思っていたんで。それを狙って来たら引き込んで三角絞めを狙っていた。力が強くて驚いたのと、テークダウンディフェンスも強くてビックリしたので想定外だったなと思います」と振り返った。

 サムライブルーやヴェルディの上着については「親の七光りとか言われるかもしれないですけど、嫌に思わないし。自分は素晴らしいと思ってますし、プラスに考えているので思い切り使っちゃいました。自分はこの家に生まれてきてうれしいと思っているので。ヴェルディ時代や代表時代の父親が大好きなので真似したくて着ています」と父への敬意を口にした。

 2連勝を決めたカズジュニアはこのまま若きキングの道を歩めるか。