エンゼルスの大谷翔平投手(28)とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)の史上最もハイレベルなア・リーグMVP争いが注目されるなか、米データサイトのファングラフスは「投手・大谷」に注目。ア・リーグのサイ・ヤング賞の候補に挙げた。
同サイトの候補はアストロズのジャスティン・バーランダー(39)、ホワイトソックスのディラン・シース(26)、大谷、レイズのシェーン・マクラナハン(25)の4人。バーランダーとマクラナハンは現在負傷者リスト(IL)入りしており、ともに今月後半に復帰する予定だが、その時期、登板内容によってはレースを左右する。
この4人を比較すると、防御率はバーランダー、xERA(予想防御率)はマクラナハン、奪三振率は大谷、bWAR(勝利貢献度)はシースがそれぞれトップだ。
同サイトは「大谷はア・リーグの三振率がトップで、K―BB%(奪三振割合から与四球割合を引いた値)がトップのマクラナハンにわずか1/10ポイント差、FIP(守備から独立した投球内容。被本塁打、与四死球、奪三振のみで投手を評価する指数。値が低いほど投手能力が高い)もケビン・ガウスマン(2・17)に次いで2位なのは特筆すべき点」と大谷を高く評価した。
サイ・ヤング賞受賞の可能性を「候補4人の中で、6人ローテーションで登板する大谷はイニング数において不利」とするもこう続けた。「だが、WARを比較したら(IL入りで)投げられないマクラナハンの方が不利になる。37歳でトミー・ジョン手術から前代未聞のカムバックを果たし、16勝を挙げるバーランダーが最有力候補だが、ケガで200イニング投げられなければ間違いなく他の投手の可能性は広がり、大谷を除外する理由は何一つない。
同サイトは今季の大谷の投球を「投球強度が上がり、球種によっては球速が3マイル(約4・8キロ)増加したことで、得意のスライダーがより効果的になり、進化の大きな要因となっている」と分析している。
最後にMVP投票に触れ「誰がチームにおいて最も価値のある選手であるかは、各投票者次第」と投票規定を強調。その上でシーズン65本塁打ペースで量産しているジャッジも「ユニコーン」と呼び、「最終的にはどちらのユニコーンを好むかという話になり、間違った答えはない。両者ともにミラクルな選手であり、その彼らを見られる私たちは幸運なのだ」と締めくくった。












