ボクシング元全日本女子ライトフライ級覇者でバンタム級の伊藤沙月(31=志成)がビックな夢を抱いている。
アマチュア時代はロンドン五輪の強化選手に選ばれながらも、大舞台に立つことができず、2016年の全日本女子選手権を最後にリングを去った。しかし「普通に社会人として働く中で、何も成し遂げない自分がいるなと思った。はっきり言って恵まれたボクシング人生ではなかったので、それをまた取り返すにはいいきっかけになるかなと思った」と、昨年7月に復帰を決断。同11月のプロテストに合格し、7月のプロデビュー戦はタイ選手に3―0で判定勝ちを収めた。
最高のスタートを切り、世間からは〝美しすぎるボクサー〟としても脚光を浴びた。ただ、本人は「(競技を)見てもらえるきっかけになればいいのかなというのはあるが、もうちょっとしっかり取り上げてもらえたらうれしい」と、あくまでボクシングの結果で注目を集めたいのが本音だ。
今後はベルトの獲得を目指す一方で、将来的には「行けるんだったら、ニューヨークで試合がしたい。本場というか、ホンモノが試合をしている印象がある。そこで試合をして、みんなを連れていきたい」。〝聖地〟マジソンスクエア・ガーデン(MSG)やバークレイズセンターを擁する本場のリングに思いをはせた。
13日には母校・拓大にプロデビュー戦の勝利を報告。ボクシング部の後輩たちに指導も行い「緊張したけど、刺激になった」と有意義な時間を過ごした。一度は諦めたボクシングの道で、再び夢を追いかけていく。












