柔道女子48キロ級で昨年の世界選手権を制した角田夏実(29=了徳寺大職)が、順調な滑り出しを見せている。

 2024年パリ五輪出場権獲得の基準となる世界ランキングのポイント対象期間が24日からスタート。同日に行われたグランドスラム(GS)ウランバートル大会で優勝を果たし、29日のオンライン取材では「今までやったことのない選手と戦うことができたので、すごくいい経験になった。指導(が出るタイミング)もやっぱり日本の大会よりも早いなという部分があったけど、試合中でも冷静に戦えた」と収穫を口にした。

 その一方で、自身が試してきた技は思うように繰り出すことができなかった。「いろいろ試したい技があったけど、試せずに終わった部分があった。あまりタイミングがなかった」と反省した上で「乱取りでしっかりいろんな技を使って、どんな選手にも使えるように練習していくことが必要かな」と前向きに語った。

 10月には世界選手権(ウズベキスタン・タシケント)を控えている。「しっかり勝ち切ることが大事。技の幅を広げていくことと寝技の強化もしていきたい」。世界女王の座を死守し、パリ五輪につなげる覚悟を示した。