平塚競輪場でガールズケイリン誕生10周年を記念したナイターFⅡ「オッズパーク杯ALL GIRL’S 10th Anniversary」が29日、開幕する。A、B各6個レースで行われるメモリアルWトーナメントだ。
前検日、早い時間に到着したのは中村由香里(42=東京)だった。1期生として、創生期の基礎をなした選手だ。
「女子だけでもやっていけるってことを証明するために、本当に大事な開催なんです。オールガールズができたから良かったね、じゃないんです」
思い浮かべるのは昔の〝女子競輪〟だ。戦後すぐに1949年から1964年まで行われていた。「15年で終わっているでしょう。10年できたから、で安心なんかできないんです」と言葉に力を込めた。10年目を迎えられたことは大きくとも、その先がある。
中村は小学校の教員からガールズケイリンに転職した。1期生には、仕事を投げ打って挑戦してきた選手も多い。だからこそ「60歳まで働ける職場として定着させないといけない。この仕事で一生を終えられるような」と、他の仕事と同様の価値を持つものに引き上げないと、と強く思っている。
開催の目標として、3日間の入場者1万人、売上10億円が掲げられており「この目標をしっかり達成することが大事」と必死さを露わにした。
「世の中の経済状況も難しくなっている。男子の競輪が切られることはないけど、ガールズはいつ、すぐに切られてもおかしくないから」。今開催をガールズケイリンの将来につなげるため、全力を尽くす。












