ボートレース多摩川の「第28回大郷葉月杯」は17日、中盤戦のヤマ場、予選3日目を終了。準優勝戦進出を懸けた得点率争いも、いよいよ大詰めを迎える。

 ベテラン勢の奮闘が目につく今シリーズだが、ご多分に漏れず、最年長77歳の高橋二朗に次ぐ、上から2番目の年長者・西田靖(64=神奈川)も古豪の底力を見せている。今開催は「64」の背番号がプリントされたTシャツを着用しているが、この数字は現在の年齢。「嫁が60から毎年、作ってくれているんだよ」と照れくさそうに話した。

年齢と同じ「64」Tシャツで整備する西田靖
年齢と同じ「64」Tシャツで整備する西田靖

 この日の8Rでは今節のトップ3に数えられていた黒井達矢に競り勝って、2着を確保。ここまで4戦未勝利ながら2着2本3着1本。得点率6・25として15位につけている。

 51号機は「このエンジンはまだ本体を一度も割っていなかったので、ひと通り整備したよ。バルブもやってなかったからね。良くなったよ。黒井に対しても持ったし、乗りやすいのがいい。足も中の上はあると思う。もう、これでステイだね」と、豊富な経験に培われてきた調整力で機力をバチッと仕上げてきた。

 2節前の当地前回戦では予選3勝を挙げ、準優進出と力を発揮。近年は勝率も5点に満たず、B級暮らしが長くなったが、かつては1991年のグラチャン、メモリアル(当時はMB記念)を連続優勝してSG2V。GIも7Vという輝かしい実績を誇った東京支部の〝元〟エース。ここは地元のお盆シリーズだけに、意地でも予選突破を果たしたいところだ。