大相撲名古屋場所(7月10日初日、愛知県体育館)の新番付が27日、発表された。今場所は横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)が連覇に挑む一方で、元大関の朝乃山(28=高砂)の復帰にも注目が集まる。昨年5月の夏場所中に新型コロナウイルス対策の規則(不要不急の外出禁止)に違反していたことが発覚。出場停止6場所などの懲戒処分を受けた。

 新番付では、かつての大関から西三段目22枚目まで転落。2016年春場所で三段目最下位格付け出しでデビューした朝乃山にとっては、文字通り〝出直し〟の場所となる。ただ、不祥事による出場停止明けの力士が本来の実力を大きく下回る番付で相撲を取ることには問題点も多い。朝乃山と対戦する側の力士が、圧倒的に不利となるからだ。

 また、朝乃山が元の番付の大関に戻るためには、全勝を重ねても出場停止期間以上の時間を要する。今でも角界内では「朝乃山の処分は重すぎた」との見方がある中、元大関は7場所ぶりとなる本場所の土俵でどんな姿を見せるのか。