大相撲春巡業が21日、東京武道館にて行われ、朝稽古で元大関の幕内朝乃山(32=高砂)が小結熱海富士(23=伊勢ヶ浜)らと12番取って8勝4敗だった。

 初場所で優勝争いに絡むなど、急成長中の熱海富士との稽古に「重くなってますね。若くて重い人とできたのは良かった。熱海富士も小結で次は新関脇で、そういう三役の人とやれて良かった」と納得の表情を見せた。

 その上で「そういう若い人たちとやっていけば、また変わってくる。僕は昔みたいに稽古の貯金がないので。巡業でいろんな人とやっていくしかないと思っている」と語った。

 今回は2年ぶりの巡業参加で、4日には地元・富山県でも開催された。巡業期間中の楽しみについて「地方に行って普段会えない人に会ったり。もし近ければ自分から連絡して、都合があえば食事に行ったりしている」と明かす。「地元が一番すごかったけど、違う地方に行っても応援してくれることがうれしい。取組で(自分の)タオルを上げてくれたり、稽古前に声をかけてくれたり。そこが巡業ならではだと思う」と、ファンへの感謝を口にした。

 再入幕となった初場所から2場所連続で勝ち越しているが、ともに13日目から3連敗で終えている。夏場所(来月10日初日、両国国技館)に向けて「勝ち越した後、ふがいない成績が続いている。あとは最近、初日の出だしが悪いので、そこもいい方向で持っていけるように準備していきたい」と力を込めた。