ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)を巡り、さらなるビッグマッチへの期待が海外で高まっている。
井上は5月2日に東京ドームでWBA&WBC&WBO同級1位・中谷潤人(M・T)との防衛戦を控える一方で、世界スーパーフライ級3団体統一王者ジェシー〝バム〟ロドリゲス(米国)との対戦計画が浮上。ロドリゲスをプロモートする英興行大手マッチルームのエディ・ハーン会長が予備段階の交渉を開始したことを明かしている。
米メディア「YARDBARKER」は、このスーパーマッチの特集記事を掲載。米国の権威ある専門誌「ザ・リング」が定めるパウンド・フォー・パウンド(全階級を通じたランキング=PFP)で2位の井上と4位のロドリゲスによる対決に「実現すれば、ボクシング界が提供し得る最も純粋な技術対決の一つと言えるだろう」と強い関心を示した。
さらに「スピード、正確さ、そしてノックアウト力を兼ね備えた両者の対戦が実現すれば、技術的な卓越性と試合を決める能力が見事に融合した、特別な一戦となるだろう」「それは単なるビッグマッチにとどまらない。それは、PFPの対決、エリート級の技量がぶつかり合う階級を超えた激突、ゴングが鳴る前から『年間最優秀試合』の候補となる可能性を秘めた一戦となるはずだ」と期待を寄せた。
一方で、同記事では「もちろん、ボクシングで順風満帆に進むことはめったにない。井上は、まず真の危険をはらんだ中谷戦を勝ち抜かなければならない。ロドリゲスは(6月13日に)バルガス(WBA世界バンタム級王者)に勝利し、新たな階級での戦いを乗り切らなければならない。たった一つの失敗で、このスーパーファイトは消え去ってしまうかもしれない」とも指摘する。
それでも「現時点では、まだ地平線のかなたにすぎない。しかし、期待感で盛り上がるこのスポーツにおいて、これはまさに時代を象徴するような一戦になり得るのだ」と実現を熱望した。












