女子ゴルフの渋野日向子(23=サントリー)が、メジャーチャンピオンとしての〝責任〟を求められている。

 今週は主催者側からの招待でLAT(レディス・アジアンツアー)に組み込まれている「シモーネ・アジアパシフィック・カップ」(インドネシア・ポンドックインダGC=パー72)に妹でアマチュアの暉璃子(きりこ=19、明大2年)とともに出場。14位から出た2日目(19日)は74とスコアを落とし、通算3オーバーの17位に後退した。

 今大会前の「AIG全英女子オープン」で3位と健闘した渋野は「なかなかバーディーが決まらないので、ちょっとモヤモヤするところがあるけど、すごく楽しい」と、もどかしさを口にした。プレーで大会を沸かせることはできていないが、渋野の組には日本人を含む多くのギャラリーがつき、ラウンド後にはサインを求める長蛇の列ができた。

 改めて人気者ぶりを証明する一方で、今大会に出場しているほかのメジャー優勝者であるリディア・コ(ニュージーランド)は通算6アンダーの2位、柳簫然(ユ・ソヨン)と金孝周(キム・ヒョージュ=ともに韓国)は通算4アンダーの4位と上位につける。それだけにベテランツアー関係者からは「実力も評価されて招待されたのだからもう少し頑張ってほしい」と〝小言〟も漏れている。

 実際、タイガー・ウッズ(米国)は2004、05年の国内ツアー「ダンロップフェニックス」を連覇した例もある。渋野も承知の上だろうが、トップ選手は招待試合を楽しむだけというわけにはいかないようだ。