歴史を変える準備は整った。バドミントンの世界選手権6日目(27日、東京体育館)、混合ダブルス準決勝が行われ、東京五輪銅メダルの渡辺勇大(25)、東野有紗(26=BIPROGY)組が、ドイツペアを21―8、21―6で下し、2大会連続の決勝進出を決めた。
これ以上ない理想的な展開だった。序盤から着実に得点を重ね、わずか28分で料理。初戦から1ゲームも落とすことなく、決勝にコマを進めた。渡辺は「まだ十分に戦えるメンタルを持っている。あと(試合が)1回と思えば、まだまだ全然いいプレーを出せると思う」と充実の表情。連戦が続く中で、体力の温存に成功したのは大きなプラスだ。
プレー面でも手応えをつかんだ。この日は相手のディフェンスを東野がプッシュで崩すと、後ろに上がった球を渡辺がジャンピングスマッシュで仕留めるなど、息の合ったコンビプレーを披露。東野が「一試合一試合自分たちのコンディションがすごくよくなってきている。今回の準決勝の試合はベストパフォーマンスができたんじゃないかな」と話すように、日に日に調子は上向いている。
渡辺の髪色はすでに優勝モードに突入。大会前に青色に染めたが、色が落ちて今では金に近い髪色となった。「(色が)抜けちゃった。最初は青にして、緑になって、もう1回(色を)入れ直してグレーっぽくしたけど金っぽくなった。ちょうどいいと思っている」と笑顔。風はワタガシペアに吹いている。
同種目日本勢初の金メダルに向けて「結論、勝てれば何でもいい。どんな形であれ、勝利を拾うのが僕らの目指しているところ」と闘志を燃やす渡辺。前回大会は銀メダルと、あと一歩のところで涙を飲んだ。決勝で味わった悔しさは、同じ決勝の舞台で必ず晴らす。












