わずか28分で仕留めた。バドミントンの世界選手権6日目(27日、東京体育館)、混合ダブルス準決勝が行われ、東京五輪銅メダルの渡辺勇大(25)、東野有紗(26=BIPROGY)組が、ドイツペアを21―8、21―6で下し、2大会連続の決勝進出を決めた。

 序盤からワタガシペアのエンジンは全開だった。相手のディフェンスを東野がプッシュで崩すと、後ろに上がった球を渡辺がジャンピングスマッシュ。東野がミスをしても渡辺がきっちりカバーする。中学時代からコンビを組む2人の息の合ったプレーに観客も大興奮。渡辺は「点差以上にタフなゲームだった。うまく攻撃の展開につなげられた」と冷静に振り返った。

 2019年大会は銅メダル、21年大会は銀メダル。着実に階段を駆け上がるワタガシペアの目標は、同種目日本勢初となる金メダルだ。「結論、勝てれば何でもいい。どんな形であれ、勝利を拾うのが僕らの目指しているところ。勝てればそれがベスト」と目をギラつかせた渡辺。世界の頂は目の前に迫った。このチャンスは絶対に逃さない。