MMAファイター・石井慧(35)が、元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏がファウンダーを務めるボクシングイベント「3150ファイト」継続参戦に珍アピールを放った。

 6月に練習拠点・クロアチアのボクシングコミッションでライセンスを取得した石井は、14日の「3150ファイトVol・3」(大阪)にクロアチア戦士「サトシ・イシイ」として出場し、高山秀峰(スパイダー根本)と対戦。ヘビー級4回戦を判定2―0で勝利した。試合ではフィジカルを生かして相手をコーナーに追い詰めるも、攻め手を欠いてダウンを奪うことはできず、試合後は「石井イコール判定みたいなのがあると思うんですけど、今回も…」と〝塩勝利〟を反省した。

 この試合後、米国に渡ってグラップリングの練習をスタートさせた石井は、電話取材に応じると開口一番「イシイは今、皇治に勝つためにグラップリングを学んでいます」とうそぶく。続いて声色を変えて「イシイの代わりに私、田所が対応します」と意味不明なことを口走ってから「ボクシングは『いい経験になった』としかいいようがないですね。今後も、日本でもやれるならやりたい。そのためにいろんな方の協力がいると思うので、お力添えをお願いします」と訴えた。

 MMAでも立ち技でもボクシングでも、どのリングでも手堅い試合を行うことから〝塩〟と揶揄されることに「逆に、食べ物で一番大切なものは何か知っていますか? 塩なんですよ。塩がなかったら、どんな食事も味気なくなるんですよ」と開き直る。

 そして「この間の3150ファイトも、僕の後の2試合は霜降りのステーキでしたよ。でも、そのステーキに塩をかけなかったらどうですか? 味気ないんですよ。だから3150ファイトには僕(塩)が必要なんですよ」と斜め上から亀田氏に〝逆ラブコール〟を送った。

 ただ、冗談を言っているだけではないようだ。ボクシングでの今後について問われると「僕は塩のまま進化したいんです。今はまだそのへんに売っている白い塩ですけど、ピンクの岩塩になりたい。この〝塩戦術〟のまま、相手を追い込んでKOするとか。攻撃のバージョンを増やしたりとか。そのためにも頑張っていきたい」と大マジメに話した。

 流浪のファイターが次に選ぶのはどんな戦場なのか。「できるだけ早く次の試合をしたい」と話す石井の動向を追い続けたい。