パンツ議員に続いて首相も圧倒されてしまうのか。秋の臨時国会を前に与野党の対決ムードが高まっている。今週にも行われる閉会中審査では安倍晋三元首相の国葬について岸田文雄首相が国会で答弁する予定。その後の臨時国会では世界平和統一家庭連合(旧統一教会)についての追及も待っている。指揮を執るのが〝閣下〟だという。
国葬をめぐっては5日に反対の署名が内閣府に届けられるなど、世論に受け入れられているとは言い難い状況だ。だからこそ岸田氏には丁寧な説明が求められるのだが、閉会中審査が実現するまでには波乱もあった。
閉会中審査の調整は与野党の国対で行われた。しかし、自民党の国対委員長である高木毅氏が機能しなかったという。そこで立憲民主党の国対委員長である安住淳氏が直接、首相官邸に掛け合って岸田氏の出席が決まっていた。異常事態といっていい。
高木氏といえばパンツ泥棒疑惑で有名。2015年に週刊文春と週刊新潮にそれぞれ疑惑を書かれ、高木氏は否定したものの、パンツのイメージは払拭できていない。今回のことで国対委員長としての評価も急落した。
「さすが安住〝閣下〟です。高木氏もきっと閣下のことを恐れていることでしょう。今後も野党ペースでやれそうです」(立憲民主党関係者)
永田町で閣下といえば麻生太郎氏が〝ローゼン閣下〟と呼ばれたこともあったが、かつて〝ちびっこギャング〟とのあだ名があった安住氏が、今は閣下と呼ばれているという。
「単純に怖いから。誰も逆らえないですよ。言うことを聞くしかありません。怒鳴り散らしたりはしないけど、とにかく恐れられています。閣下がどうこうというより、周囲が『閣下が怒るんじゃないか』とビクビクしている面もありますね」と前出の関係者は語る。
そんな閣下の視線は秋の臨時国会にあるという。「閉会中審査は国葬の話ですが、臨時国会は国葬後ですから。やはり旧統一教会の話題で攻めたいですね。今、党内で急ピッチで議論しているのが寄付の話。宗教団体への寄付に上限をかけられるのかどうか。また、破産後にも寄付ができるのですが、それを制限できるかどうか。閣下としては秋に間に合わせたいはずです」(同)
安倍氏を自作銃で撃った山上徹也容疑者の母親は破産してもなお旧統一教会に寄付をしていたとされている。もし法律で破産後の寄付を規制できていれば、凶行は起きていなかったかもしれない。「もちろん立憲から制限を提案しても自民党は無視でしょう。そのときは閣下も暴れるはずです。岸田氏もビビるんじゃないか」(同)
岸田氏が国葬問題を乗り切れたとしても、旧統一教会問題も待ち構えている。国政選挙はしばらくないとされるが、内閣支持率がとんでもないことになりそうだ。












