目指すは全勝V――。大相撲名古屋場所初日(10日、愛知県体育館)、初の東大力士で序ノ口デビューした須山(24=木瀬)が、初白星を飾った。

 立ち合いから序ノ口の沢勇(45=式秀)を一気に攻め、突き倒して完勝。取組後は「良かったと思います。しっかり当たっていこうと思いました」と安堵した。

 先場所の前相撲では〝3連勝〟で一番出世。自らのしこ名が番付表に載った今場所は「番付や大相撲のアプリで自分の名前を見たときに力士になったなと」と、徐々に実感が湧いているようだ。

 現在、文学部人文学科4年生で専修は哲学。相撲教習所に通いながらオンラインで授業を受けるなど多忙な日々を送る。それでも稽古には手を抜かず、幕下や三段目の兄弟子に胸を借りている。

「とにかく前に出る力を付けようと。あとは体重を増やすようにしっかり食べるようにしている」。新弟子検査で104キロだった体重は「112キロぐらい」に増えたが「部屋では軽いほうなので(大きくなった)実感はない」と満足していない。

 上々のスタートを切った須山。目標は「優勝。自信とかではなく、とにかくやるだけ」と気を引き締めた。