日本ハムが8日のソフトバンク戦(ペイペイ)で延長10回、石井一成内野手(28)の4号決勝2ランで4―2の勝利。新庄監督は殊勲打の石井一をこう絶賛した。

「何がいいかってホームランを打つ前のファウル。あのスイングがあったからあのホームランがある。間違いないと思う。他の選手にはああいうきれいなスイングでちょっとだけ止まって同じポイントで打つというのをやっていってくれたら、またさらにホームランが増えると思う」

 打率こそ2割4分6厘ながら得点圏打率が3割5分8厘とチャンスに強い石井一はビッグボス政権下で輝きを増したチルドレンの一人。「常に自分のスイングで打てというのは言われている。状況もそうですけど、まず自分のスイングをしろと。基本的にそこは意識してやるようにしています」(石井一)とその信頼関係は厚い。

 さらに、千葉からの移動ゲームとなったこの日は野村、松本剛の球宴選出組をベンチスタートと温存した。

 新庄監督は「ずーっと出ているから。大丈夫とはいっていたけど、いやいや、俺に任せておけと。もうね、5日前くらいから言っていたんですよ。タイミングがあったら外すからと。外すというか休憩ね。2人一緒に。また燃えるじゃないですか。出た選手は」と主力を休ませながら首位チームに先勝した。

 依然、借金18を背負いダントツの最下位だが、選手の心の火は消えていない。ビッグボスも慌てず騒がずどっしり構えている。