まさに〝絶口調〟だった。ソフトボールの日米対抗戦第3戦(8日、横浜スタジアム)の始球式に、元DeNA監督で野球評論家の中畑清氏(68)が登場。渾身の投球を披露した。

 第1、2戦が行われた福島出身の中畑氏は、かねてソフトボールの普及に尽力。この日の始球式では、エース・上野由岐子投手(40=ビックカメラ高崎)、宇津木麗華監督(59)らから指導を受けたというウインドミル投法で内角低めにボールを投げ込んだ。しかし、何度も仕切り直した上でのボーク投法には、報道陣から厳しい意見も聞かれた。

 すると、中畑氏は「ちょっとでも(マウンドに)長くいたいなと思って。だって短いんだもん」と苦笑いを浮かべながら「ウインドミルは(投げる)タイミングが難しい。リズム感はいいんだよ、俺は歌手だから。それが結果に結びつくのに時間がかかってしまった」とキヨシ節全開で意図を明かした。

 昨夏の東京五輪は無観客開催だったものの、日米対抗戦は有観客で実施。「お客さんがいる中でやれたのは気持ちよかった」と振り返りつつ、一本締めで取材場所から去っていった。