日本ツアーを行っているフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)が思わぬ騒動に次々と巻き込まれている。

 PSGの日本遠征も佳境を迎え、23日は浦和戦(埼玉)で3―0と快勝。残すは25日のG大阪戦(パナスタ)のみとなった。チームは順調な仕上がりを見せているが、ピッチ外では驚くべき騒動が発生している。

 欧州スポーツ専門放送局「ユーロスポーツ」などは「スペインリーグがフランスの裁判所に、FWキリアン・エムバペのPSGとの契約を破棄する要求を行った」と報道した。

 エムバペは5月にPSGと契約延長したが、その直前にはかねて相思相愛とみられていたスペイン1部の名門レアル・マドリードと口頭で入団合意。それをドタキャンしてPSGと契約延長したため、大騒動となった。

 スペインリーグがその経緯を問題視。「(同リーグの)ハビエル・テバス会長は事を終わらすつもりはない」と同局が指摘するように、PSGやエムバペと徹底抗戦する構えで、法廷闘争となる公算が高くなったのだ。

 スペイン側は総額800億円超ともいわれるエムバペの再契約内容も糾弾する方針で「PSGは歪んだバランスシートと〝空想的な予算〟を提示したとして非難されている」。Rマドリードとの合意を覆した経緯や、ファイナンシャルフェアプレー(FFP)を無視した法外な契約条件について提訴する方針だ。

 また、もう一人のエースであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシにも騒動が浮上。英メディア「HITC」は「メッシがパリで交通事故で死亡したという内容のフェイクニュースがSNS上で拡散した」と報じた。

 ツイッター上では「速報! リオネル・メッシが午前7時38分、パリで交通事故で死亡した。パリ病院でメッシの死亡が正式に確認された」という偽のニュースが広まり、その波紋が拡大。ショックを受けるファンも多数出ているという。

 もちろんメッシは健在で、そもそも現在はパリではなく日本に滞在中。すぐにウソの情報と分かるが、一部のファンやサポーターは動揺しており、同メディアは「すべては虚偽だ。ニュースのように見せかけ、より信頼感を持たせている」と注意喚起。「メッシは生きていて、とても元気にしている」と伝えた。

 実はSNS上では最近何度もメッシの死亡説が流布。一昨年は英紙「テレグラフ」の公式アカウントがハッキングでのっとられ、今年4月にも欧州のネット上で同様のフェイクニュースが拡散している。ピッチ外で大騒動が続発してしまったPSG。それだけ注目度が高いということか。