〝燃える闘魂〟アントニオ猪木氏(77)の本紙インタビューでは新型コロナウイルスの問題から来年夏に延期となった東京五輪、支持率急落中の安倍晋三首相(65)をぶった斬り、自身が患う難病「心アミロイドーシス」についても言及した。しかし、掲載しきれなかったこぼれ話もあった。その内容をここに一挙公開する。
――「心アミロイドーシス」は猪木さんの告白を機に一気に知られることになった
猪木氏(以下猪木) 心臓が膜というか、網をかぶってしまう病気なんですけどね。たんぱく質だから普通は溶けて小便で出ていくんだけど、それがどんどん心臓の上にかぶさっていってしまう。この病気はもともとはあんまり研究が表に出ていなかったというか、研究する先生も少なかったというか。
――患者が少ないのもその理由とされる
猪木 100万人に数人って言われてますね。でも俺なんかは実際にはもっといるんじゃないかと思うんですよ。手がしびれたりとか、そういう症状が分かってくると、結構凄い数の人が患者だったんじゃないかなっていうね。その辺はこれからもうちょっと研究されるんじゃないかな。まあまあ、そんなわけで手紙もずいぶん来たんです。「猪木さんが言ってくれたんで、私ももしかしたらと思って検査を受けました」とかね。
――本紙にも「猪木さんは大丈夫なんですか?」とファンの方から問い合わせがありました
猪木 そうでしたか。まあ、みんなそれぞれね、人には言えないこととかあるんですけど…。よく芸能人の凄さは病気になってすぐにそれを公表して売り物にするってことだけどね、それは大したもんだと思うけど。オレは病気を売り物にしたくないし、オレの売り物は元気だからね、フフフッ…。
――自身の体調管理は
猪木 ジムに行くわけにいかないから、今は基本は歩くだけです。マンションの廊下にちょうどいい高さの手すりがあるんでそれを使って何回も往復してね。それをすればまあまあ、足腰だけは鍛えるっていうところまではいかないけど。まったくコロナで「あそこ行っちゃダメ、ここ行っちゃダメ、人に会っちゃダメ、大きな声も出しちゃダメ」ですからね。
――コロナとスポーツ界はどう向き合うべきなのか
猪木 状況が状況だから、しょうがないだろうと。そこでそれぞれ管理をどうするかが大事ですよね。そのためにいろんな分野で研究している人がいるんですから。でもまあ…、いろんな研究を取り入れれば後手後手に回らないで済むんだけど、実際はすべてが後手後手ですからね。許認可の問題もあって。
――世界中でコロナが猛威を振るう。特に出身地で幼少期を過ごしたブラジルもコロナに苦しむ国の一つだ
猪木 (ブラジル最大の都市)サンパウロはやっと(新規感染者数が)横ばいにはなったと聞いてるけどね。
――公の場でマスクをつけず、自らも感染するなどジャイル・ボルソナロ大統領(65)が何かと話題だ
猪木 去年も大統領とは会ったけんだどね。自分もかかって大したもんだよ。体験に勝るものなし。ダーッハッハ
――現在力を注いでいる、世界のゴミ問題を解決するといわれるプラズマの活用にも影響はしているのでは
猪木 プラズマの件も徐々には進んでいるけど人が動けないからね。なんとか早く見通しだけでも付けば。プラズマについては俺は世界に発信する役割で、フィリピンのゴミの山をきれいにしようっていうんで、やっていますけどもね。病院から出る廃棄物でも、プラズマでやれば菌も何も消していけるんですが…。それにはもっと大きな力が動いてくれないと。動き出してはいるけど、もっと加速をつけないといけない。












