森永卓郎氏の長男で経済アナリストの森永康平氏(38)が9月8日に格闘技デビューする。舞台となるのは、経営者によるファイトイベント「EXECUTIVE FIGHT BUSHIDO」(東京・八芳園、小比類巻貴之プロデュース)だ。経済アナリストがなぜリングに立つのか。その思いを直撃すると――。

格闘技デビューすることについて熱っぽく語る森永氏
格闘技デビューすることについて熱っぽく語る森永氏

 ――今回、キックボクシングルール(60キロ級の2分2R)で出場する。アマチュアの大会だが、なぜ格闘技を

 森永 もともと若者に政治経済に関心を持ってもらいたいというテーマがありました。僕のユーチューブやSNSをフォローしている人はそもそも関心のある人。そこにいくら情報発信しても裾野は広がらない。そこでマーケティングをしている友人に若者に訴求力のあるコンテンツを調べてもらったら、2つあるうちの一つが格闘技だった。

 ――もう一つは

 森永 TikTok。でも、おじさんが踊る動画を投稿してもキモイかな、と(笑い)。

 ――格闘技に訴求力がある理由とは

 森永 やはり「ブレイキングダウン」の影響が大きい。同時接続する視聴者数を比べても「RIZIN」に匹敵する。格闘技に興味はなくても「ブレイキングダウン」を見る人が一定数いて、その数は無視できない。

 ――自身のダイエットのモチベーションにもなっているとか

 森永 2021年の大みそかに体重を量ったら、身長165センチなのに体重が80キロもあったんですよ。「ヤバイ…」と思って半年で20キロダイエットしたんですが、座骨神経痛やら右手の屈腱炎やらを患い、運動できずに20キロリバウンド。継続するには目的が必要だと思っていたタイミングで、ちょうど格闘技というアプローチに出会いました。

 ――格闘技の経験は

 森永 高校3年間、柔道をやっていて、大学2年間は空手やってました。

 ――まるっきり素人ではない

 森永 空手とキックボクシングは違いますけどね。ただ、体幹の強さはあると思う。

 ――練習し始めたのはいつ

 森永 6月からです。

 ――本業のかたわら大変だ

 森永 ある1日の例を挙げると、朝6時にラジオ出演した後、帰宅して子供を学童に送り、ユーチューブ撮影。また帰宅して仕事して午後6時にジムでトレーニング。終わったらランニング10キロして、家で筋トレしています。体重管理しているので3食すべて自炊です。

 ――会食の誘いもあるのでは

 森永 全部断っています。

 ――ご家族の反応

 森永 メチャクチャ嫌がってますね。妻は「なんで今さら」と。

 ――父・卓郎氏の反応

 森永「バカじゃないの」と(笑い)。「子供がいるのに責任感がない」と大反対ですよ。

 ――それでもリングに立つ意味とは

 森永「強いやつが偉い」。そのシンプルさに引かれるんですよ。

 ――それは経済アナリストとしての見方にも通じる

 森永 ロシアがウクライナに侵攻した時に西側諸国はウクライナに軍事支援を行い、ロシアには経済制裁を科しました。それで早期に終わったかというと、今も続いている。それはなぜか。ロシアが大量の資源を持ち、安全保障もしっかりしている強い国だからですよ。それは格闘技を含めて全部一緒。この世界は強いやつが勝つ。

 ――最後に意気込みを

 森永 もともと格闘技好きの僕はクソみたいな試合をする選手が嫌いなんです。なので僕が自分の試合を見たときに、つまらない試合をしているな、と思わない試合をしたい。

☆もりなが・こうへい 1985年2月5日生まれ。埼玉県出身。2007年明治大学卒業後、SBIホールディングスに入社。アナリスト・エコノミスト業務に携わったほか企業分析やマクロ分析も担当。その後、楽天証券を経て18年に株式会社「マネネ」を起業。現在は経済アナリストとして活動しながら、国内外複数のベンチャー企業の経営にも参画している。著書は「スタグフレーションの時代」(宝島社新書)など多数。父は経済アナリストの森永卓郎氏。

(取材協力・キックボクシング×フィットネス クレイン要町店)