女優の奈緒(31)が、自身初のフォトエッセー「いつか」を7日に発売した。今作はフィンランドと地元・福岡で撮影。エッセー、フォトダイアリー、手書きノート、撮り下ろし写真からなる4部構成で、写真を除く全ページを奈緒自ら手がけた。自身を形成した福岡への感謝はひとしおで「三つ子の魂百まで」と語るほど。さらに、お気に入りの“ソウルフード”の存在も明かした。

 ――初のフォトエッセーが出来上がった

 自分の思っている温度感を「文字だけでどうやって伝えようか」と悩みましたが、自由に書くということが難しさでもあり、楽しさでもありました。内容はプライベートなお話も書かせていただいています。オフショットも含めて、自己紹介のような一冊ができました。

 ――撮影地に福岡を選んだ理由は

 一番素に近い自分が出るのは、生まれ育った福岡だと思いました。自分の歴史のような感じです。撮影では同級生と遭遇したり、偶然な出来事も多くて、楽しみながら撮影しました。

 ――改めて福岡という地を訪れて

 街がすごく変わっていて、それだけ自分が大人になったと気付きました。だけど人は変わっていなくて、離れている間もみんな見守ってくれていたんだなと感じました。帰った時に、よく行ってたお店の方や当時の事務所の方が「おかえり、よく頑張ったね」って言ってくださったんです。今の姿がみんなに届いていたんだって、うれしかったです。

真剣なまなざしで取材に答える奈緒
真剣なまなざしで取材に答える奈緒

 ――奈緒さんは県立筑紫中央高等学校卒業。撮影で母校を訪れていたが、どんな学生だった

 どういう学生だったんだろう(笑い)。学生の時も今も、好きなことしかやってなかったです。小学生の時は漫画クラブに、中学生の時は美術部に入っていました。高校で映画がすごく好きになりました。福岡で真っすぐに支えられて、生きてきたんだなと思います。

 ――ズバリ、奈緒さんにとって福岡は

 今となっては自分を改めて知る場所です。自分が「何を見て育ってきたんだろう」とか、帰るたびに「“福岡に置いてきた自分”というのが知らず知らずにいる」と気付きます。もう一人の自分が待ってくれているような場所です。

 ――福岡のソウルフード

 帰ったら「manucoffee(マヌコーヒー)」のバナナジュースを飲みます。あと、ケバブが大好き。「グルグルチキン」の大名ゴマソースがおいしいです。

ナチュラルな笑顔の奈緒
ナチュラルな笑顔の奈緒

 ――30代を迎えた心境

 20代は手探りでしたけど、いろいろ経験や挑戦をして、今は自分自身を知っていると心から言えるようになりました。だけど結局、好きな物は大きく変わりません。「三つ子の魂百まで」じゃないけど、子供の頃に好きだったモノとか、思い描いていた夢とかが、変わらず今も続いています。

 ――大切にしていること

 食べること。お仕事中にみんなで同じモノを食べる時間はコミュニケーションの一つ。次、長い休みがあったら牡蠣を食べに行こうと思っています。もしあたっても大丈夫なように! 休みの日に何食べるかを考える時間は、私にとって大切で幸せな時間なんです。ちなみに、もつ鍋も好きで、特に今回も協力していただいた「赤門屋」は、小さい時から食べ続けています。

 ――今後のビジョン

 俳優として今まで以上に、自分の生活に大切に向き合って、新しい気付きを得たいです。しっかりと自分で悔いの残らないよう時間をつくって、今日からできることを着々とやっていきたいですね。

 ――最後にメッセージ

 今回、皆さんに新しい一面を見ていただけると思います。エッセーも初めて書かせていただいたのですが、そんな未熟な私も含めて「現時点での私」というものを知っていただけたらうれしい。

地元愛あふれる奈緒
地元愛あふれる奈緒

☆なお 1995年2月10日生まれ。福岡県出身。天神でスカウトされたことをきっかけに芸能界入り。2015年、芸能活動の拠点を東京に移した。18年にNHK連続テレビ小説「半分、青い。」でヒロインの親友役に抜てき。その後、日本テレビ系「あなたの番です」(19年)など話題作に出演し、24年にはTBS系ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」で主演を務めた。