後味の悪い終わり方になってしまった――。

 歌手でタレントのあのが23日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、テレビ朝日の冠番組「あのちゃんねる」降板を宣言した。

 発端はタレント鈴木紗理奈をめぐるトラブル。18日放送の同番組であのは「ベッキーの次に嫌いな芸能人は?」と聞かれ「鈴木紗理奈」と回答。これが鈴木の耳に入り「普通にショックやし、共演してない時に言うとか意味わからんし、それそのまま放送するスタッフも意味わからん」とインスタで苦言を呈された。

 この日、あのは堰を切ったかのように、Xでことのあらましを告白。かねて番組サイドには「この表現は嫌です」や「これはゲストの方が大変な思いするからやめてください」と申し立てていたが、一向に改善されず、今回のような事態に陥ったと主張。「もう続けたくないので番組を降ります。つまり、番組が終わるということになると思います」と宣言した。

 問題の放送回についても「企画や質問内容に抵抗しても、変わらず進んでいくことは過去にもありましたが、今回の件も直前まで質問を伏せられ、もちろん特定の名前を出してやろう、など事前に用意できるわけもなく、僕含め出演者全員が変な汗をかきながら場を成立させようと答えましたが、その後に発言した『僕の発言にもピーかけてくれないとお相手がかわいそうだから』という言葉も、オンエア上ではカットされていました」と暴露。鈴木に対しては「今回お相手を巻き込んでしまったことは申し訳ないです」と謝罪の言葉もつづった。

 さらに「今回のような質問や、暴露系の企画はゲストにも悪いし、僕もやりたくない、やらないでほしいと都度伝えてきましたが、改善される様子が無いので、これ以上はやれないとマネージャーに話していた矢先の今回の件でした」とも明かし「番組を楽しみにしてくださっていた皆さん、ゲストや関係者の皆さんにはこのような形になってしまいすみませんが、最後まで何卒よろしくお願いします」と締めた。

 一連のトラブルをめぐっては、22日にテレビ朝日が全面的に非を認め、謝罪。番組側もこの日、公式サイトで「多くの方に誤解を招く結果となってしまいました。誠に申し訳ありませんでした」などと詫びた。

 これだけ見れば、番組サイドの大失態であり、鈴木だけでなく、あのも〝被害者〟に映る。ネット上ではあのの〝消された〟意味深ポストにも再度注目が集まっている。

 鈴木のインスタ告発後、あのには一部で心無い声が飛んだ。そうしたなか、Xで「先に嫌なことされてるとは考えないんだな」と投稿。のちに削除されたが、これが何を意味するのかはわからずじまいだ。

 これまでの文脈では「鈴木から先に嫌なことをされた」と読めたが、今回番組側の〝過失〟が鮮明になったことで「番組側から嫌なことをされてる」という風にも考えられる。

 ただちに削除した理由も不明で、モヤモヤは残るばかり。番組降板宣言の背景には、積年の事情が絡み合っていそうだ。