女優・橋本愛(26)が21日、都内で「第35回東京国際映画祭」(10月24日~11月2日、日比谷、有楽町、丸の内、銀座地区で)のラインナップ発表記者会見に出席した。

 昨年に引き続き、2年連続でフェスティバル・アンバサダーを務める橋本は「ありがたいことですし、とても光栄なことです。役目を果たさないと。背筋の伸びる思いです」とあいさつした。

 昨年のアンバサダーとしての活動を振り返り「楽しい、わくわくする興奮の方を発信していた気がします。今年になって、自分に何かできることはないかと考えた時、今の日本の映画界に立ちはだかる課題について自分の気持ちをお話できたらという風に思っています」と話した。

 続けて「一番はハラスメント、労働環境の問題だったり。自分が現場を経験していて思うことはたくさんあって」と打ち明けた。

 さらに「一番感じるのは、世代間の溝というか。上の世代の方が、積み重ねてきたものを大事に守り抜いていこうだったり、自分の功績に誇りを持って、もの作りに関わっている姿勢は素晴らしいものだとは思うんですけど。一方で若い人たちの声をちゃんと聞こうという姿勢が…。もう少しお互いに聞き合う姿勢が大事だなと思います」などと並々ならぬ思いを語った。