サッカー日本代表MF柴崎岳(30=レガネス)は、あくまで足元を見つめている。

 0―1で敗れた国際親善試合のブラジル戦(6日、国立)では、先制点を許した直後の後半36分から途中出場。点差こそ開かなかったが「ホームで僕らのモチベーションだったり、状況的には勝つという目標に対しては限りない条件がそろってたと思うけど、それでも内容としては十分ではなかった」と悔しさをにじませた。

 カタールW杯まで約5か月。1次リーグではいきなりドイツ、スペインと相まみえる。厳しい戦いが予想されるからこそ「たった5か月やそこらで世界のトップレベルと互角に渡り合うのは不可能なので、日本の現状を考えても、それは最適なアイデアではないと思う」と指摘。

 その上で「何が起こるか分からないのがサッカー。自分たちの力や日本が持っている力をどう引き出して、相手とどう戦っていくか、可能性を探し続けていく中で、W杯の開幕戦や2戦目、3戦目で可能性を見つけるために、やっていくことが最適かな」との見解を示した。

 その1つとして、選手の特徴に合わせたスタイルを推奨。「ブラジル戦で言えば、中の崩しやコンビネーションは皆無に近い状況だった。どちらかと言うと、外からしか突破口を見出せなかったので、選手のキャラクターを変えて、違う戦い方を模索するのもありかなと思っている。誰が出ても同じレベルという言葉ではなくて、誰かが出て違う戦い方ができるという考えでいかないと変化は生まれない」と危機感を募らせた。

 残された時間はわずか。目標のベスト8へ、やるべきことは山積みだ。