日本維新の会の藤田文武幹事長(41)は16日、国会内で会見を開き、立憲民主党の菅直人元首相が維新に批判を強めていることについて言及した。

 立民の最高顧問の菅氏はこの日、核保有国が同盟国と核兵器を共有して抑止力を高める「核共有(ニュークリア・シェアリング)」政策をめぐり、議論開始や短期的な原発再稼働を訴える日本維新の会の松井一郎代表に対し、大阪市役所に質問状を提出した。

 質問状の中身は、松井氏が主張する核共有は「日本も核武装すべきということか」と確認し、テロ対策が不十分な国内の原発再稼働を容認する理由も問いただしているものだという。

 維新はウクライナを侵攻するロシアが核兵器使用の可能性をちらつかせる事態を踏まえ、今夏の参院選公約に米国の核兵器を日本に配備し、共同運用する核共有政策を含む拡大抑止に関する議論開始を盛り込む方針だ。

 菅氏は維新の政策について「自民党より右翼的だ」と批判し、立民との主張の違いを強調している。

 藤田氏は会見でこれを受けて「事実誤認を含めておかしな主張をされており、私たちも大丈夫かなと思います。もう少し勉強されたほうがいいんじゃないか」と話した。

 菅氏は市役所にアポなしで訪問。松井氏は不在だったという。藤田氏は「菅氏が個人で出す質問書にいちいち松井代表名で対応するのはおかしいです。近くにいるわれわれ国会議員団の政務調査会にでも聞いてもらったほうがいい」と語り、菅氏のパフォーマンスにあきれた様子だった。