なぜ、アニキは敗れたのか――。〝バカサバイバー〟こと青木真也(38)が「HEAT 50」(7日、名古屋国際会議場)でダウサコン・モータッサナイ(31=タイ)にまさかの敗北を喫した〝キック界のドン・ファン〟こと皇治(32)に毒ガスを噴射した。

 試合は序盤から打ち合いとなったが、ともになかなか決定的なチャンスを作れない展開だった。強烈なボディーを叩き込む場面もあった皇治だが、ダウサコンに応戦されてなかなかペースを握れず。結局お互いダウンを奪えないまま3ラウンドを終了し、判定1―1のドローで延長戦に突入した。それでも決定打はなく、皇治はボディーを打ちつつ相手とヒザ蹴りを交錯させたが判定0―3で敗北を喫した。判定が発表された際、皇治は驚いたような表情も見せている。

 天敵の敗戦に青木は「敗因は相手選びだ。相手選びに失敗した!」と普段より1オクターブ高い声をしゃがれさせる。そして「アニキは、打たれ弱くなったMMAファイターとか、そういう選手を選べばよかったんだ。今回の選手はムエタイはムエタイでも前回勝った梅野(源治)とは違うタイプ。キックルールでも近い距離が得意で、アニキが入ろうとしてもヒザとかパンチで迎撃された」と説明した。

 だが続けて「でも、判定はちょっとかわいそうな気もしたよ。俺は本戦(3R)は厳しくてもドロー…か、皇治のアニキの勝ちだったと思う。うん、アニキにしては頑張ってたよ」と指摘。あくまでも私見として「なんかジャッジに〝逆忖度バイアス〟みたいのが働いたのかもね。だって、今回は恩返しでホームリングに帰って〝勝って当然〟みたいな試合だったわけじゃん。そこで微妙な判定になって、ジャッジでアニキに入れたら『忖度があったんじゃないか?』って言われかねないじゃん。それが直接結果に結びつかないにしても、普段より判定がアニキに対して辛くなったっていうのはあると思うんだよね」と分析した。

 では、気になる今後はどうなるのか。皇治は勝利後に今後について何かしらの意思を表示するつもりだったと思われるが、敗戦を受けて「ヤバいだろ…。何も、考えてへん」と白紙を強調。これに青木は「アニキがキックを辞めてどうするんだ!」といらぬ叱責。そして「今のアニキに必要なのは相撲の技術。アニキも青木再生工場に来ればいいんだよ。みんなで相撲をして、打倒・鈴川し…(以下略)」とよく分からないことを口走り始めたので電話を切らせてもらった。