日本代表DF板倉滉(25)は昨夏に保有元であるイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーから期限付き(2022年6月末まで)でドイツ2部シャルケに移籍。1部に昇格した場合は買取りオプションがついているが、クラブ側がその行使について慎重な姿勢を示している。

 シャルケはリーグ残り2試合で2位ダルムシュタットとの勝ち点は2、入れ替え戦に回る3位ブレーメンとの差も同じく2と気の抜けない状況が続くが、自動昇格圏の2位以内確保を目前にしている。板倉は加入後、主力に定着し、ここまでの戦いに大きく貢献してきた。

 1部昇格となれば、買取りオプション行使も現実味を帯びてくるが、シャルケのスポーツディレクターを務めるペーター・クネーベル氏が、ドイツメディア「スポーツビルド」に、こう語った。

「彼はディフェンスを強化し、ファンのお気に入りであることは間違いない。問題は、昇格した場合のみ買取りオプションが可能になり、その場合は500万~600万ユーロ(6億8000万~8億2000万円)を支払わなければならない。ただ、それが実現できるかは現時点ではわからない」

 もちろん買取りオプション行使を断念したわけではない。同氏は「板倉は素晴らしく、間違いなく1部リーグでプレーできる選手だ。我々は彼を維持しようとしている」と強調。ただチームの予算的な問題から、思いとは裏腹の結果になる可能性もあるとのことだ。