森保ジャパンが7大会連続のW杯出場がかかる大一番を前に、1トップ候補が続々離脱する非常事態に見舞われている。

 日本サッカー協会は21日、日本代表のカタールW杯アジア最終予選オーストラリア戦(24日、シドニー)とベトナム戦(29日、埼玉)に招集されていたFW前田大然(24=セルティック)がコンディション不良のため参加を辞退したと発表。19日のロス・カウンティー戦でゴールを決めるなど絶好調だったが、無念の辞退となってしまった。

 攻撃の最前線を務める1トップでは、今季欧州で大ブレークしたFW古橋亨梧(セルティック)が右太もも裏の負傷の影響で選外に。メンバー発表後の19日には、不動のレギュラーだったFW大迫勇也(神戸)が負傷のため参加を辞退した。さらに前田まで出場できなくなったのだから、危機は深刻だ。

 1トップ候補となるFW上田綺世(鹿島)はA代表で6試合に出場しているものの、2019年の南米選手権と東アジアE―1選手権のみで欧州組の主力とはプレーしていない。大迫に代わって追加招集されたFW林大地(シントトロイデン)に至っては初招集で、大一番で起用するにはリスクが大きすぎる。

 そこで浮上するのか、森保一監督(53)が広島時代から寵愛するMF浅野拓磨(ボーフム)の抜てきだ。最近はサイドでの起用が目立つが、以前は1トップが本職。オーストラリアとの相性もよく、21日には「僕自身も一番自分に期待している」と自信をみなぎらせた。

 また、20年11月の欧州遠征ではMF南野拓実(リバプール)の1トップもテストしており、連係を重視してサプライズ起用する可能性も。指揮官の決断が日本の命運を左右しそうだ。