【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑456】本連載でもたびたび紹介しているが、英国各地には、本来生息していないはずの黒豹に似た大型のネコ科の未確認生物「エイリアン・ビッグ・キャット(ABC)」の目撃例が何十年も報告され続けている。

 ヒョウやオオヤマネコなどの大型猫(外来大型猫と呼ばれることもある)が、どうやって英国の荒野で生き延びているのかは分かっていないが、さまざまな地域で目撃され、近年では動画にその姿がはっきりと捉えられている点から、専門家の中からは「何らかの外来種がすでに英国内で繁殖しているのではないか」という説も出ているほどだ。

 一方でABCに似た怪物の伝承が昔から存在していることから、「本当に何らかの大型の猫科生物が存在しているのではないか」と考えられることも多い。

 昨年末、イングランドの北東部スコットランド国境地方に位置するノーサンバーランド州で、原野を徘徊する外来種の大型の猫科生物らしきものが映っている動画が公開され、話題になった。

 問題の動画はノーサンバーランド州の辺境にあるアレン渓谷で撮影されたもので、目撃者によると撮影時、猫は40メートルほど離れたところにいたとのこと。正確な大きさを把握することは難しいが、少なくとも普通の猫よりかなり大きいことが分かる。

 この地域では昔から「タイネデールの黒猫」と呼ばれる大型の黒い猫科の生物の伝説があったそうで、今回の動画はまさに伝説の生物がカメラに収められたものではないかと騒ぎになった。

 なお、この地域では2008年にもゲスバーン・エステート地区で〝鹿をつけ狙う〟大きな黒猫が目撃された。同年には他にも2人が同様の生物を目撃している。やはりノーサンバーランド州にはABCないしはその他の外来種が人知れず生息しているのだろうか?