ボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(36=帝拳)が、ロシア軍のウクライナ侵攻が及ぼしたボクシング界への影響に複雑な思いを明かした。

 ウクライナに軍事侵攻したロシアと、それを支援するベラルーシに対してはスポーツ界からも反発が起きている。WBAはロシアとベラルーシのボクサーを次回ランキングから除外する方針を決定。WBC、WBO、IBFはロシア、ベラルーシの選手の試合出場を一切認めない方針の共同声明を出した。

 延期されていたIBF世界ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)との王座統一戦が4月9日にさいたまスーパーアリーナで開催されることが決定したこの日、村田は会見に出席。終了後の囲み取材ではこの問題に対する質問が飛んだが「僕も考えることあるんですけど、僕にできることは祈ることだけなんですよ。戦争にかかわる多くの方々が死なない、ケガをしない、被害を受けない(ように)」と心情を明かした。

 続けて村田は「ここでそういう政権ってどうなの、そういう措置ってどうなのとかって言うことは、正解がないというか。分からないじゃないですか、なぜこういう事態に陥っているのか。その裏の裏の裏、いろんなところまでひも解いていかないと分からないことに対して、あまり僕が発言することっていうのができないなと思ってます」と補足。

「だから僕は祈るだけです。彼らに対して、彼女たちに対して、皆様に対して、平和であって欲しい、死なないでほしい、戦争が早く終わって欲しい。それを祈るというだけですね。なのでなにかを発言していこうと言う気にはなれないです」と、神妙な表情で語っていた。