女子プロレス「アイスリボン」の藤本つかさ(38)が、元盟友との再会を心待ちにしている。
26日の後楽園大会ではインターナショナルリボンタッグ選手権で敗れた直後、米AEWで活躍する志田光(33)が会場のビジョンに登場。3月20日後楽園大会で藤本との往年の名コンビ「マッスルビーナス」復活が決まった。
藤本は「リングはつながっているんだなと思いました。ファンの方にも『別れだけじゃなく、再会もあったね』と言われましたし」と語る。
2人はプロレスデビューが条件だった映画のオーディションを一緒に受けた時から一緒だった。練習生時代をともに過ごし、同じ2008年8月23日の新木場大会でデビュー。デビュー2戦目で2人のコンビ「マッスルビーナス」を結成した。
忘れられないのは11年3月11日の東日本大震災だ。志田と一緒にいた藤本は、テレビから流れる故郷・宮城の変わり果てた風景に目を覆った。「もしあの時一人だったら、きっと耐えられなかった。夜、志田が私の家に泊まってくれたんです。本当に彼女が支えになってくれました」と振り返る。
だが、志田は14年3月にアイスリボンを退団。「団体のために使う時間を、もし自分だけのために使ったらどこまで成長できるのかという野望もあり、挑戦したくなった」と理由を聞かされ、藤本は自分を納得させた。その後、2人のコンビが結成されることはなかった。
「もう、交わることはないのかなと思った時期もあった。今まで『いつか試合をしたい』と発信しなかったのは、『いつかできたら』という思いがあったからなんです」。くしくも「いつかきっと」はマッスルビーナスの曲名でもあった。
あれから8年。志田は19年に主戦場をAEWに移し、米国マットで活躍している。常にその存在は、日本にいる藤本にも大きな影響を与えていた。
「練習生のころから『海外で仕事がしたい』と言っていたから、夢をかなえたんだなって。いつでも志田の存在は刺激になっていました」と明かすや、決意を込めた口調で言った。「3月20日後楽園は『見せつけてやろうぜ、一緒に!』という思いです」
運命の再会へカウントダウンがスタートした。












