東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(57)が、開幕を目前に控える北京五輪の感染対策について「東京以上に苦労されているのでは」との見解を示した。
3日は北京市内で行われた国際オリンピック委員会(IOC)総会に出席して昨夏の大会の成果を報告。組織委として最後の機会となり「コロナ禍での開催となった大会の意義、将来の五輪・パラに引き継いでいただきたい東京モデルについて触れた」と振り返った。
総会では〝簡素化〟の重要性も訴えた。橋本会長は「それぞれの国、開催都市によって、どのようなものを求めて五輪・パラリンピックの舞台をつくりあげるかは、さまざまな問題があると思う」とした上で「今回はコロナ禍で1年延期になり、どうしても簡素化ということに努めなければいけなかった。今後、どういった状況で開催されるか分からないので、参考にしていただきたいという思いがあった」と意図を説明した。
一方、4日に開幕する北京五輪は「クローズド・ループ」と呼ばれる一般市民と隔離した環境で開催される。実際に現地に入った橋本会長は「やはりオミクロン株は非常に感染力が高いということで、北京組織委員会としては相当な努力をされている」と受け止めている。
さらに「やはり多くの選手の健康と命、国民や関係者すべてをこのオミクロンから守り抜くということは、東京以上にご苦労されているんじゃないかと。市内を見ても徹底した対策をされているのがよく分かるので、これからいろんな意味で参考になるのではないかと感じている」と述べた。
この日、橋本会長はIOCの女性とスポーツ賞の世界賞を日本人としては初めて受賞。「20年以上にわたって続くIOCの歴史ある賞で最高位の世界賞の受賞は身に余る光栄。今後も国内外で女性とスポーツの諸課題に取り組んでジェンダー平等の推進にも一層努めたい」と感想を語った。












