急死した石原慎太郎さんをめぐって場外バトルが起きた。法政大学教授の山口二郎氏と自民党の長島昭久衆院議員がツイッター上で持論をぶつけ合ったのだ。

 山口氏は1日にツイッターで「石原慎太郎の訃報を聞いて、改めて、彼が女性や外国人など多くの人々を侮辱し、傷つけたことを腹立たしく思う」と指摘。続けて「日本で公然とヘイトスピーチをまき散らしてよいと差別主義者たちを安心させたところに、彼の大罪がある」と批判していた。

 これに対して長島氏は「これは亡くなられた方に対する史上最低のコメントだ。こういうのこそヘイトスピーチと言うのではないのか」と激怒。このツイートにはヘイトスピーチの誤用が指摘されていた。

 このことから山口氏は「長島昭久という政治家は、無節操だけでなく、無知のようだ。ヘイトスピーチを垂れ流した石原慎太郎への私の批判がヘイトスピーチとは聞いてあきれる」と“勝利宣言”をしていた。

 長島氏が政治家として保守寄りなのは知られたところだが、元はといえば民主党にいた人物だ。なぜ石原さんに肩入れをするのか。実は1日に長島氏は弔問に訪れていた。

 その際、長島氏は報道陣に「私の小学校の同級生が良純さんで、友人のオヤジってところから始まりました」と石原さんとの意外な接点を明かしていた。石原さんの都知事選挙では遊説隊長も担当していたという。

 さらに、都知事だった石原さんが熱を上げていた尖閣国有化の際には、民主党政権の首相補佐官として長島氏は石原さんと交渉に当たっていたという。

 最後に話したのは1年前。「電話でお話した。自民党に入ることができたのを喜んで、激励していただきました」。個人的につながりが深いだけに批判に過敏に反応したというわけだ。