無欲の白星だ。大相撲初場所9日目(17日、東京・両国国技館)、関脇御嶽海(29=出羽海)が幕内隠岐の海(36=八角)を下し、初日から9連勝を飾った。

 もろ差しで一気に寄り切る完勝で相手に何もさせなかった。取組後は「しっかり集中して相手の分析もしながら取れた。自分の相撲が取れていると思っている」と振り返った。
 これで2桁白星に王手となった。先場所は11勝。三役の地位で初の連続2桁勝利が目前に迫った。御嶽海は「しっかり目標を達成できるように白星を重ねたい」と意欲を燃やす一方で、唯一の全勝を守る中でも賜杯レースは意識にない。

 報道陣の「優勝の話はまだ早いか」との質問に「はい」とひと言。心も体も研ぎ澄ませて、その日の一番しか見ていない。