右足関節じん帯の損傷から24日に男子ショートプログラムが行われるフィギュアスケート全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)のリンクに立つ、羽生結弦(27=ANA)の回復と全力演技を願うファンが「祈祷班」として祈りをささげている。 

 11月のNHK杯を前に右足を痛め、同月のロシア杯も欠場した羽生。出場すれば3連覇がかかる北京五輪につながる大会が幕を開け、ツイッターでは「これから祈祷班行ってきます」「素晴らしい演技ができるように祈祷班、出動する」などとファンから「祈祷」の言葉が発信された。今大会に出場できること自体にも「祈祷班の皆様、日本中の神社に祈った甲斐がありましたね」と喜びの声が上がった。

 羽生ファンの祈祷といえば、2018年の平昌五輪当時もその応援が話題になった。17年のNHK杯の公式練習で右足首を痛めて長期欠場を余儀なくされ、平昌五輪はぶっつけ本番に。ネット上では「祈祷班」の合言葉のもと、祈りの報告が多数寄せられた。フリーのプログラムで演じた陰陽師・安倍晴明を祭る京都の清明神社など、全国のさまざまな神社でファンが祈願。羽生は金メダルに輝いた。

 全日本の競技に臨む24日はフジテレビ系「めざまし8」で、「足の神様」服部天神宮(大阪府豊中市)で足が治るようになどと祈る女性らの姿が放送された。前人未到の4回転半ジャンプについて、「みなさんが僕にしかできないと言ってくださるのであれば、僕の使命」と語った羽生。祈りのエネルギーが全国から、さいたまのリンクに向けられる。