【泌尿器科医・高橋亮 シモの話】「夜間頻尿」の原因については、泌尿器科の病気だけが原因でなることは意外と少ないという話をいたしました。では、夜間頻尿となってしまう泌尿器の病気にはどのようなものがあるのでしょうか。可能性だけで言いますと膀胱や前立腺の病気の大半が夜間頻尿を起こす可能性があります。ただ、そうすると数が多くなりすぎますので、代表的なものを挙げると、前立腺肥大症と過活動膀胱になります。

 過活動膀胱は膀胱が敏感になりすぎてしまう病気で、大して尿がたまっていないのに突然強い尿意を催したり、ひどいと漏らしてしまう病気です。また、前立腺肥大症は尿道が狭くなって尿が出しにくくなるもので、膀胱が過敏になってしまう場合があります。この2つはいずれも膀胱にためられる尿量が少なくなってしまい、膀胱が過敏になるために起こります。一般的には夜だけではなく、昼間も近くなることが多いです。

 また、この2つの病気は前回お話しした生活習慣の改善ではなかなか改善が厳しい一方、薬剤も比較的種類が多いので、薬で症状を良くできる可能性があります。症状に心当たりのある方は一度医療機関の受診をお勧めいたします。

 さて、9か月にわたって続いた当連載ですが、本日で最終回となりました。連載開始前に東スポの担当者さんとお会いした時に「東スポなので多少間違ったこと言っても大丈夫なんですよね?」と聞いたら担当者さんが激怒いたしまして(笑い)。よって私なりに真面目な話をできるだけ分かりやすく解説したつもりではありますが、お楽しみいただけましたでしょうか?

 毎週末にネタを考えることが多かったのですが、今週末はやらなくて良いので、有馬記念の「ディープボンド」と「タイトルホルダー」絡みの馬券を握りしめて週末はのんびり過ごしたいと思います。では、長い間ありがとうございました。