全日本空手道選手権が11日、東京・足立区の東京体育館で開幕。初日は男女団体戦、2日目(12日)は男女個人の組手と形がそれぞれ行われ、2日間の熱戦が繰り広げられる。

 空手と言えば、今夏の東京五輪で新競技に採用され、沖縄発祥のスポーツとして注目を集めた。中でも女子形で銀メダルを獲得した清水希容(ミキハウス)が演武前に発声した技の名前「チャタンヤラクーサンクー」は2021年の新語・流行語大賞候補にノミネート。会場の静寂を切り裂くような清水の絶叫を大きなインパクトを残した。

 実は新語・流行語大賞の選考委員を務める漫画家やくみつる氏の〝イチ押しワード〟が「チャタン――」だった。1日の授賞式後、やく氏は「最初からずっとチャタンヤラクーサンクー推しでしたよ。珍奇なものが好きなので、必死でノミネート(30語)にネジ込みましたよ(笑い)」と明かした。空手の審査において発声は重要。東京五輪のテレビ中継で叫ばれた「チャタン――」は一躍、全国区となった。やく氏は「清水さんが発した瞬間、すぐに調べました。その世界では当然の語でしょうが、普段は空手を見る機会がないので非常に新鮮でしたね」と感想を口にしつつ「さすがにトップテンは厳しかったようです」と苦笑した。

 なお、清水は全日本選手権を欠場。来年1月からの海外戦へ向けて現在、調整を続けている。