WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王座決定戦が11日、後楽園ホールで行われ、元WBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(25=大橋)が元東洋太平洋スーパーバンタム級王者和気慎吾(34=FLARE山上)を判定3―0で下し王座を獲得した。
完勝した井上拓だったが、世界再挑戦を掲げる立場としては課題も残った。4Rに右ストレートでダウンを奪ったが、そのまま仕留めることができず「そこで終わらせたいという気持ちもありましたけど、冷静さが足りなかった分、空振りも多かった」。続けて、兄でWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者の尚弥を引き合いに「やっぱりナオはそういうところは仕留めてきているので、そういうところの差は大きいなと感じました」と振り返った。
リング上では「完成度は60%」と自己評価。残りの部分については「ダウンをしたときの詰めの甘さだったり、最終回(12R)だったり、後半でも相手を頑張らせたりしたところが自分のいけないところ。一方通行でやっていかないといけない。そこは反省ですね」
その一方でバンタム級から1階級上げて臨んだ初のタイトル戦。「相手が大きい分、スタミナを使うところなんですけど、スタミナも最後まで持ったし、パンチ力の部分に関してもその階級の差というのは感じなかった。前に比べてパンチも打ててきているなと感じた」と、成長も実感している。
今後は再びバンタム級に戻して世界を目指す井上拓。課題を生かし、さらなる進化を遂げるつもりだ。










