これで最後なのか――。大相撲初場所3日目(15日、東京・両国国技館)、横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)は幕内栃煌山(31=春日野)に寄りきりで敗れて初日から3連敗。進退の懸かった場所で、昨年秋場所千秋楽から不戦敗を含めて9連敗となり、横綱の歴代ワーストを更新し、またも不名誉な記録を打ち立てた。

 栃煌山は先場所敗れた嫌な相手。立ち合いで頭から当たったものの、相手に左でまわしを取られて大ピンチ。そのままなすすべなく、寄られるとあっけなく土俵を割った。

 先場所で横綱では87年ぶりに初日から4連敗を喫し、5日目から途中休場。場所後には横綱審議委員会から史上初となる「激励」の決議を下された。不名誉な記録ばかりを残し、もはや横綱としての責任を果たせていないのは明白だけに「引退」の2文字がついに現実のものとなりそうだ。