ホワイトソックス・村上宗隆内野手(26)のバットからなかなか快音が響かない。11日(日本時間12日)に敵地カンザスシティで行われたロイヤルズ戦には「2番・一塁」で先発出場し、3打数無安打、2三振、1四球。これで3試合連続の無安打となり、打率1割6分7厘まで降下した。

 チームも散発の4安打と元気がなく、2試合連続で0―2の零封負け。昨季まで3年連続でシーズン100敗以上を喫した低迷球団に加入した村上の存在は、地元のシカゴにとっても希望の光だった。村上も期待に応えてデビュー戦から3試合連続本塁打の快挙を達成。しかし、球界屈指の猛者たちが集まるMLBで、いつまでも快進撃を許してはくれなかった。

 打率は徐々に下がり始め、9日(同10日)終了時から1割台に突入。8日(同9日)のオリオールズ戦の第2打席でマークした内野安打を最後に15打席連続で安打がなく、成績は右肩下がりとなっている。そして、この日の2三振で三振率は「4割2分2厘」から「4割3分8厘」まで悪化。直近2試合に限れば7打席で5三振となっており、このままのペースでいけば〝屈辱の5割〟も見えてきてしまいそうな勢いだ。

 ただ、速球への対応は移籍前から何度も疑問視されていたことでもある。米メディア「ロトワイヤー」は「最近は打撃が沈黙」と陰りが見えていることを指摘しながらも「こうした成長痛は予想されるものだった」と受け止めは冷静だ。「打撃の課題に取り組むための時間は十分残されている」と長い目で見守っている。

 弱点が発見されれば、狙い撃ちしてくるのがMLBの世界。早くも訪れた試練をどう乗り越えていくのか注目される。