フランス2部スタッド・ランスの日本代表MF中村敬斗(25)が、自身の置かれた状況を逆手に取ってのアピールを目指している。

 Sランスは昨季、入れ替え戦の末に今季の2部降格が決定し、中村はより高いレベルを求めて移籍を模索。クラブの活動に参加していなかった期間がありながらも、シーズン序盤にようやく合流した。思うところがありながらも、2部でやっていくことで気持ちを切り替え、1部復帰へ欠かせない戦力として活躍中だ。

 この勢いで来年の北中米W杯メンバー入りを目標とする中、フランスメディア「L’Union」によると、中村は1部と2部の違いについてこう答えたという。「リーグ1では守備に重点を置き、攻撃であまり前に出られなかった。リーグ2ではボールを持つことができる。攻撃に割ける時間も増えたことで、1対1のチャンスも多くなったのでそれをモノにして自分の実力を証明したい」

 1部ではパリ・サンジェルマンなど格上との対戦では守備的な戦いを強いられることも少なくなかった一方で、2部では主導権を握れる試合が多くなる。もちろん高いレベルで結果が出すのが理想なのは言うまでもないが、開き直った中村は下位カテゴリーの無双によって自身初の大舞台への〝切符〟をつかむつもりだ。