阪神は10日、ヤクルト戦(甲子園)に臨んだものの3回表途中で降雨のためノーゲームとなった。
体調不良から3戦ぶりに復帰した阪神・佐藤輝明内野手(26)は全体練習から参加。定位置の「3番・三塁」でスタメン出場し、初回の第1打席で右前打を放った。だが0―0の3回表二死無走者のヤクルト攻撃中だった18時44分に試合中断が宣告された。
その後、マウンドと打席をシートで覆い、天候の回復を待った。スタンドのファンからは「神整備」で有名な阪神園芸にエールが飛ぶ中、審判団はグラウンド状態を確認。ところが雨脚が弱まって試合再開かと思われた瞬間に、また豪雨が降り注ぎ始めた。球場に詰めかけた虎党の願いもむなしく、19時32分に審判団からノーゲームが宣告された。
そうした中においても、佐藤輝は存在感を示した。第1打席は先発・山野と対峙しフルカウントからの7球目、真ん中寄りの141キロ、カットボールを痛烈な打球音を残しながら右前に運んだ。ノーゲームのため、幻の安打となったが「いい打球が出て良かったですね」と本人は納得の表情だった。
チームは自身が欠場中に連敗。4日の巨人戦(東京ドーム)の8回、佐藤輝の右前適時打を最後に37イニング連続でタイムリーなしの状態に陥っている。藤川球児監督(44)は「明日、またゲームを1からみんなで作り上げる。来てくれたファンの皆さんは残念ですけど、明日みんな頑張ってくれると思います」と11日の中日戦(甲子園)に向け気持ちを切り替えた。
佐藤輝は試合後「早く帰って風呂に入りたいです」と話し、軽く笑顔も見せた。体調不調からの回復具合は未知数だが、タイガースファンは猛虎大砲の完全復活と豪快アーチを待っている。次戦こそは今季初のホーム白星を狙いベストメンバーで臨む。












